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【日本唯一の飛び地村】和歌山「北山村」を徹底解説!訪れるべき観光スポットは?

和歌山で観光

こんにちは、和歌山リーマンです。

北山村(きたやまむら)は、和歌山県内の他の自治体と直接接していない、珍しい「飛び地」として有名で、その地理的な特異性や豊かな自然、そして深い歴史背景が魅力です。

この記事では、北山村の成り立ちや観光情報、アクセス方法など、北山村に関する情報を徹底解説し、和歌山の飛び地の魅力を存分にお伝えします。

【日本唯一の飛び地村】和歌山「北山村」を徹底解説

(画像:北山観光協会公式サイトより引用)

北山村とは

北山村(きたやまむら)は、和歌山県東牟婁郡に位置する、全国でも珍しい「飛び地」の村です。

奈良県と三重県に囲まれ、和歌山県の他の自治体とは接していない特異な地理が特徴です。

北山村の面積は約97%が山林に覆われ、豊かな自然環境が広がっています。村を流れる北山川は、かつて林業で伐採された木材を筏(いかだ)で運搬する手段として利用されており、現在では観光体験として「観光筏下り」が人気です。

北山村の場所(飛び地のため和歌山に面していない)

(画像:北山村公式サイトより引用)

北山村は、和歌山県東牟婁郡に属していますが、全国でも珍しい「飛び地」であるため、和歌山県の他の市町村とは接しておらず、奈良県と三重県に囲まれた場所にあります。

このため、北山村には、和歌山県側からは直接行くことが難しいため、奈良県や三重県を経由するルートが一般的です。こうした独特な地理的位置も、北山村が「秘境」と呼ばれる理由のひとつであり、訪れる人々にとって特別な体験を提供しています。

北山村が「飛び地」になった理由

(画像:Wikipediaより引用)

北山村が和歌山県にありながら、他の和歌山県の自治体と直接つながっていない「飛び地」になっている理由には、歴史的背景が深く関係しています。

明治時代の廃藩置県で、日本各地の藩が県に再編成された際、北山村は紀州藩新宮(しんぐう)藩に属していました。当時の村民は経済的な結びつきが強い新宮を頼りにしており、生活物資や木材などの取引も新宮市が中心でした。

そのため、村民の希望で和歌山県に編入されましたが、地理的には奈良県と三重県に囲まれ、和歌山県の他の市町村とは接していない形で飛び地となったのです。

北山村で体験できるアクティビティ

筏下り(いかだくだり)

北山村を訪れたら絶対に外せないのが「観光筏下り」です。

北山川を流れる急流を筏で下るこのアクティビティは、北山村の歴史的な木材運搬方法にちなんだもの。かつては林業が盛んで、筏を用いて伐採した木材を新宮市へ運ぶ手段として利用されていました。

現在ではこの筏下りが観光体験として提供され、爽快なスリルと自然の絶景を楽しめます。四季折々の景色が楽しめるのも魅力のひとつです。

ラフティング

(画像:北山村公式観光サイトより引用)

北山村では、迫力満点の「ラフティング」も体験することができます。

村を流れる北山川は急流が多く、ラフティングスポットとして人気を集めています。特に春から夏にかけてのシーズンは、山々に囲まれた豊かな自然の中で、スリルと爽快感を味わえるラフティングが楽しめます。流れの強弱が絶妙で、初心者から経験者まで幅広く対応しているため、家族連れや友人同士のグループにもおすすめです。

北山村のラフティングは、専用のガイドがサポートしてくれるため、安全面も万全です。ガイドの指示に従いながら、波をかき分けて進む体験は、日常では味わえない冒険のひとときとなるでしょう。また、途中で休憩しながら川遊びや美しい景色を楽しむこともできるため、単なるアクティビティ以上に自然と一体になれる貴重な時間です。

北山村の観光スポット

上瀞橋(かみどろばし)

(画像:KUMANO-WAKAYAMA-様より引用)

北山村の観光スポットとして知られる「上瀞橋(かみどろばし)」は、北山川に架かる珍しい吊り橋です。上瀞橋は、歩行者と小型車両が通行できる吊り橋で、対岸には三重県紀宝町が広がっています。この橋からは、北山川の美しい渓流を見下ろすことができ、晴れた日には、エメラルドグリーンの水面が見る人を魅了します。

上瀞橋の周囲には、上瀞(かみどろ)と呼ばれる静かな流れのエリアがあり、北山川の穏やかな水流と豊かな自然が広がっています。このエリアは「瀞峡(どろきょう)」と呼ばれる渓谷の一部で、国の天然記念物にも指定されている風光明媚な場所です。橋を渡りながら、深い渓谷と澄んだ水のコントラストを楽しむことができ、四季折々の景色が訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。

雷の滝(いかづちのたき)

(画像:GoogleMapより引用)

和歌山県北山村に位置する「雷の滝」は、落差約30メートルの直瀑で、その名の通り雷鳴のような轟音を響かせる迫力ある滝です。国道169号線沿い、小森ダム付近の北山川右岸の枝谷にあり、道路からも容易にその姿を望むことができます。

(画像:GoogleMapより引用)

滝の周辺は豊かな自然に囲まれ、四季折々の風景が楽しめます。特に雨季には水量が増し、滝の迫力が一層増します。滝壺へのアクセスも比較的容易で、滝の近くでその迫力を間近に感じることができます。

また、滝の上流には「行者屋敷跡」と呼ばれる修験者の修行場跡があり、歴史的な背景も感じられるスポットです。滝を訪れた際には、ぜひ足を延ばしてみてください。

北山村の特産品

じゃばら畑と特産品「じゃばら」

(画像:北山村公式観光サイトより引用)

北山村は、独特な柑橘類である「じゃばら」の原産地としても有名です。じゃばらは、酸味と香りが強く、独特の風味を持つ柑橘で、花粉症に効くとされて注目されています。北山村のじゃばらは、日本全国から注文が集まる人気商品で、特に春先の花粉症シーズンには需要が急増します。じゃばらを使ったドリンクやジャムなども販売されており、お土産にも最適です。

北山村へのアクセス

自動車でのアクセス

北山村には、大阪からは車で約3時間20分、名古屋からは車で約2時間30分で行くことができます。

大阪方面からのアクセスは、以下の通り。

大阪方面から北山村へのアクセス

南阪奈道路・橿原・吉野経由
 ↓🚙阪神高速
阪和自動車道美原JCT
 ↓🚙南阪奈道路(約20分)
大和高田バイパス(終点)
小房・右折
 🚙国道169号(約2時間)
 🚙不動バイパス 国道169号(約20分)
 ↓
北山村

名古屋方面からのアクセスは、以下の通り。

名古屋方面から北山村へのアクセス

名古屋方面東名阪自動車道亀山JCT
↓🚙東名阪伊勢自動車道
紀勢自動車道 尾鷲北IC
↓🚙国道42号(約25分)
小阪・右折
↓🚙国道309号(約15分)
北山村

公共交通機関(電車・バス)でのアクセス

最寄り駅はJR熊野市駅です。
JR熊野市駅まで行って、その後 村営バスにお乗り換えください。

(画像:北山村観光協会公式サイトより引用)

北山村 村営バス

(画像:北山村観光協会公式サイトより引用)

熊野市駅からは北山村行の村営バスが運行しております。
本数が少ないので事前にご確認ください

・所要時間 約1時間
・土・日・祝日も運行 (ただし、12/31~1/3は運休)


【以下は北山村村営バスの時刻表です】

熊野市駅 ⇒ おくとろ公園(北山村)

熊野市駅(9:10)→おくとろ公園(16:35)

おくとろ公園(北山村) ⇒ 熊野市駅

おくとろ公園(8:00)→熊野市駅(15:15)

【日本唯一の飛び地村】和歌山「北山村」へ観光に行ってみよう!

(画像:和歌山県公式観光サイトより引用)

和歌山県で唯一の飛び地である北山村は、他の市町村とつながっていない独自の地理的特徴を持つ村です。

その成り立ちや、豊かな自然、そして花粉症対策にもなるじゃばらなど、北山村ならではの魅力が満載です。観光筏下りやじゃばらの特産品、自然美を満喫するアウトドア体験など、都会では味わえない癒しと興奮が待っています。

ぜひ一度、北山村を訪れ、この独特な地理的な魅力と豊かな自然、文化を体験してみてはいかがでしょうか?

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