和歌山で人形供養ができる神社を紹介(淡嶋神社を中心に供養方法や注意点を解説)

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(キャッチ画像:flickr.comより引用)

大切にしてきた人形やぬいぐるみをどう供養すべきか迷ったことはありませんか? 日本では古くから、人形には魂が宿ると考えられてきました。

そのため、単に捨てるのではなく「供養」という形で感謝を込めてお別れする文化が根付いています。この記事では、和歌山県で人形供養を行う神社について詳しくご紹介します。

特に「淡嶋神社」を中心に、供養の手順や注意点、さらにはその他の供養可能な寺社情報もお伝えします。この記事を読めば、安心して供養に臨むことができますよ!

和歌山での人形供養ならここ!淡嶋神社

淡島神社:和歌山県公式サイトより引用

淡嶋神社の特徴

和歌山市加太にある淡嶋神社は、人形供養の聖地として知られる全国的にも有名な神社です。全国から集まった人形が境内に並べられた様子は、どこか神秘的な雰囲気を醸し出しています。

この神社は、女性の守護神「少彦名命(すくなひこなのみこと)」を祀っており、安産や病気平癒の祈願でも多くの参拝客が訪れますが、近年では特に人形供養を目的とした参拝者が急増しています。

淡嶋神社の人形供養の手順

淡嶋神社で人形供養を依頼する場合、以下の手順を参考にしてください。

訪問日時を決める(郵送は不可)

淡嶋神社の人形供養は郵送は不可のため、現地に直接行きましょう(予約は必要ありません)
供養の受付は「9:00~16:00」までとなっています。

ただし、「仏滅の日」や「年末年始(12月20日~1月3日)」、さらには「ひな祭りの期間(2月20日~3月3日)」は受付をしていいません。

このため、(予約は必要ありませんが)訪問予定日に受付が可能か、事前に確認のうえ訪問するのがオススメです。

(確認用)淡嶋神社社務所:073-459-0043

準備するもの

ガラスケース、箱、道具、付属品は受取りされません。事前にこれらを取り除き、「人形のみ」を持参するようにしましょう。

淡島神社へ行く

日時を決めて、人形やぬいぐるみの準備ができたら、淡島神社に訪問しましょう。

(上図:淡島神社駐車場)

授預所(じゅよしょ)で受付を行う

神社に到着したら、「授預所(じゅよしょ)」で受付を行ってください。

専用ケースに人形を納める

受付後、専用ケースに人形を納めましょう。
(一度納めた人形は返してもらえないのでご注意ください)

専用用紙(人形(ヒトガタ)=形代(カタシロ)に記入

人形を入れ終わりましたら、専用用紙【人形(ヒトガタ)=形代(カタシロ)】をわたされるので、住所・名前・お願い事を記入してください。

記入した用紙(ヒトガタ)は、三月三日当日、雛人形と一緒に木舟に載せて流されます。

供養料(志し)と焼却委託料を納める

供養料(志し)は特に決まっておらず、気持ち分を納めることになっており、焼却委託料は、専用ケース1箱で「1,000円程度」です。

人形の数量によって費用は異なりますが、基準としては「45リットルのポリ袋1杯程度」につき「1,500円(焼却委託料1,000円・供養料500円)」が目安となるそうです。

本殿前でお参りをしてから帰る

人形を納めた後は、本殿前でお参りをしてから帰りましょう。納められた人形は夕方に一斉供養されます。

なお、気になって調べましたが「一斉供養=お祓い」という感じのようでして、その後三月三日の雛流しの際に舟に載せて海に流され、流された人形はその後回収され、お焚き上げ(焼却)され供養されるという流れになるようです。

淡嶋神社の人形供養の注意事項

納めた人形は返してもらえない

持ち込んだ人形は境内で一度神職による祓いを受け、夕方に焼却が行われます。一度納めた人形は返してもらえないのでご注意ください。

郵送での供養は不可

淡嶋神社では郵送での供養受付を行っていません。

遠方から供養を希望する場合でも、直接神社を訪れる必要があります。

淡嶋神社へのアクセス情報

淡嶋神社へのアクセス情報の詳細は、以下をご確認ください。

項目詳細
名称淡嶋神社(あわしまじんじゃ)
所在地和歌山県和歌山市加太118
GoogleMap淡島神社の地図(GoogleMap)
(駐車場の場所を設定しています)
駐車場有料駐車場あり(15台)
料金:60分550円
参拝者は駐車券を授与所に提示すると30分割引(30分以内なら無料になる)
アクセス南海加太線「加太駅」から徒歩約20分
阪和自動車道「泉南IC」から車で約45分
電話番号073-459-0043
参拝時間9:00~17:00
人形供養受付時間:9:00~16:00
受付不可日:仏滅、12/20~1/3、2/20~3/3
料金:1,500円(45Lポリ袋程度の目安金額)
公式サイト淡島神社公式サイト

その他の人形供養が可能な寺社

和歌山には淡嶋神社以外にも人形供養を受け付けている寺社があります。以下にいくつかご紹介します。

安楽寺(和歌山市)

和歌山市中之島にある日蓮宗の「安楽寺」でも人形供養を行っています。淡嶋神社のような大規模な供養ではありませんが、地元の人々に親しまれるお寺です。

安楽寺(投稿日:2020年09月07日(月))

子どもの頃、いつも心を支えてくれた、ぬいぐるみ。
子どもの成長を願って祖父母が用意してくれた、雛人形(ひな人形)や五月人形。
人の想いが詰まった人形に、感謝の気持ちを込めてお供養いたします。

安楽寺では、お魂を抜く法要(お供養)を行い、その後
・焼却できるものは、安楽寺所定の場所にてお焚き上げ
・焼却できないものは、和歌山市青岸清掃センターに責任を持って持ち込み
以上のように適切に処理いたします。

祈祷料
段ボール100サイズ以下(箱の縦・横・奥行きの合計寸法が100cm以下)
3,000円
段ボール120サイズ以下
4,000円
それ以上のサイズはご相談ください。

※重要※ お受けできないもの
・ガラスケース(中身の人形のみ、お持ち込みください)
・ひな人形の棚の骨格(金属製のもの)
・大きすぎる、重すぎるなど、住職が不可能と判断したもの

まずはお電話にてお問い合わせください。

人形供養 日蓮宗 安楽寺(和歌山県紀和駅)からのお知らせ|ホトカミ

安楽寺の詳細については、以下をご確認ください(人形供養の詳細や手順については直接お寺にお問い合わせください)

項目詳細
名称安楽寺(あんらくじ)
所在地和歌山県和歌山市中之島801
GoogleMap安楽寺の地図(GoogleMap)
駐車場専用駐車場あり(最大10台)
アクセスJR紀勢本線「紀和駅」下車、西へ徒歩2分
和歌山バス「嘉家作」下車、徒歩1分
電話番号073-423-4616
宗派日蓮宗
創建年1726年
公式サイト安楽寺公式サイト
人形供養の詳細や手順詳細は直接お寺にお問い合わせください。

一乗院(和歌山市)

和歌山市内に位置する「一乗院」でも人形供養が可能です。

一乗院の詳細については、以下をご確認ください(人形供養の詳細や手順については直接お寺にお問い合わせください)

項目詳細
名称一乗院(いちじょういん)
所在地和歌山県和歌山市鷹匠町6丁目16
GoogleMap一乗院の地図(GoogleMap)
駐車場境内地に3台 境内前に15台停めることができます。
アクセスJR紀勢本線「宮前駅」下車、徒歩約15分
電話番号073-423-0160
宗派日蓮宗
Instagram一乗院Instagram
人形供養の詳細や手順詳細は直接お寺にお問い合わせください。

長徳寺(新宮市)

長徳寺:新宮市観光協会公式サイトより引用

和歌山県新宮市の「長徳寺」でも人形供養が可能です。

永代供養・人形供養・葬儀・法事等相談あずかります。
和歌山県新宮市の浄土真宗本願寺派のお寺です。全国各地からの人形供養、永代供養の対応を行ってます。また全国各地の菩提寺がない葬儀も行っています。宅配納骨もしています。気軽にお電話ください。たくさんの、相談依頼たくさんきてます。永代供養、葬儀費用、墓掃除、空き家問題、家庭問題、仏事のこと以外の悩み相談等

長徳寺(新宮市新宮) | エキテン

長徳寺の詳細については、以下をご確認ください(人形供養の詳細や手順については直接お寺にお問い合わせください)

項目詳細
名称長徳寺(ちょうとくじ)
所在地和歌山県新宮市新宮543
GoogleMap長徳寺の地図(GoogleMap)
駐車場あり(無料:6台分)
アクセス新宮駅から徒歩20分
バス停裁判所前から徒歩5分
電話番号0735-22-5553
宗派浄土真宗本願寺派
創建年江戸時代

人形供養を依頼する際のポイント

供養先をしっかり選ぶ

人形供養は、単に人形を手放す行為ではなく、大切なものとの最後のお別れです。供養先の神社を事前に調べ、自分が信頼できると感じる場所を選びましょう。

事前連絡を忘れずに

どの神社やお寺でも、供養受付の日時や条件が異なります。訪問前に電話や公式サイトで確認することをお勧めします。

供養料や焼却委託料を準備

必要な「供養料」や「焼却委託料」の金額を確認のうえ、準備しておくようにしましょう。

持参する人形の準備

供養に持ち込む前に、人形を綺麗に拭くなどして感謝の気持ちを込めて準備をしましょう。特にガラスケースや金属部品が付属している場合は取り外してください。

大切な人形のご供養を検討しませんか?

和歌山県には、大切な人形やぬいぐるみを供養できる寺社がいくつもあります。中でも淡嶋神社は全国的にも有名で、多くの人形が奉納される神秘的な光景が広がります。

その他、和歌山市内の安楽寺や一乗院、新宮市の長徳寺でも人形供養を行っており、それぞれ独自の文化や背景を持っています。

供養を行う際は、各寺社の受付時間や費用、事前予約の必要性などを事前に確認することが重要です。また、供養の際には感謝の気持ちを持ち、人形をきれいにしてから持ち込むことを心掛けましょう。

供養は単なる処分ではなく、大切なものとのお別れの儀式です。大切な人形を感謝の気持ちとともに送り出すことで、新しい一歩を踏み出せるかもしれません。この記事を参考に、ぜひ心を込めた供養を行ってください。

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