こんにちは、和歌山リーマンです。
今回は、和歌山県にある「友ヶ島(ともがしま)」をご紹介します。
古くは軍事要塞として利用され、今は豊かな自然が息づく無人島――それが和歌山県の「友ヶ島」です。ここでは赤レンガ造りの砲台跡や、緑に覆われた神秘的な廃墟が点在し、まるでジブリ作品を彷彿とさせる幻想的な景観に出会えます。
フェリーで約20分ほどの船旅を楽しみながら訪れる島内には展望台やトンネルなど冒険心をくすぐるスポットが散りばめられ、ハイキング感覚で巡るのも魅力のひとつです。
この記事では、アクセス方法から見どころ、島内を快適に楽しむための持ち物や注意点まで詳しくご紹介します。ぜひ一緒に、友ヶ島の魅力を探検してみましょう。
友ヶ島とは

友ヶ島は、沖ノ島・虎島・神島・地ノ島の4つの島の総称です。その中でメインで観光客が訪れるのは「沖ノ島」です。
ここには、明治時代に建造されたレンガ造りの砲台や弾薬庫など、旧日本軍要塞の遺構が数多く残っています。
苔むした赤レンガの壁や崩れかけた通路が、不思議な雰囲気を醸し出し、通称“ラピュタの島”とも呼ばれるほど。そのほか、静かな灯台や自然を満喫できるハイキングコースなどもあり、一度行くと忘れられない独特の世界観を体験できます。
友ヶ島の魅力はココ!

友ヶ島の魅力は、以下の通りです。
要塞跡のミステリアスな空間
映画のセットのような風景が続き、思わず時を忘れて探検したくなる雰囲気です。インスタ映えや写真撮影スポットとしても人気急上昇中。
豊かな自然環境
無人島だからこそ残された豊かな森や海の景色。四季折々の草木や野鳥のさえずりなど、都会にはない癒し要素がたっぷりです。
気軽に行けるアクセス
加太港からはフェリーで20分程度。少し足を伸ばせば非日常の島時間を楽しめるため、日帰り旅行や週末トリップにも最適です。
友ヶ島への行き方

友ヶ島への行き方は、以下の通りです。
加太港(和歌山県)までのアクセス
電車で行く場合
南海電鉄の「難波駅」から「和歌山市駅」まで特急や普通電車で移動(約1時間前後)。
「和歌山市駅」で南海本線または加太線(別名:加太さかな線)に乗り換え、「加太駅」で下車(約20~30分)。
加太駅から加太港までは徒歩約15~20分、またはタクシーで数分ほど。
車で行く場合
阪和自動車道「和歌山IC」を降り、国道や県道を経由して加太港へ向かいます。
所要時間は渋滞状況にもよりますが、難波付近からおおよそ1時間半~2時間ほど。
加太港周辺には有料・無料の駐車場が点在しますが、週末は混雑しやすいので早めの到着がおすすめです。
加太港から友ヶ島へのフェリー
運航会社
「友ヶ島汽船」が運航しています(以下は公式サイトです)

友ヶ島に行くには、友ヶ島汽船のフェリーに乗ることが必須となります。
所要時間
加太港から沖ノ島までおよそ「20分」です。
なお、時刻表は以下の通りです。


運賃・スケジュール
往復料金は大人2,200円前後(小児1,100円前後)で、季節によって増便・減便があります。天候によっては欠航の可能性があるので、必ず公式サイトまたは電話で運航状況を確認しましょう。
注意点
繁忙期や天候の影響で満席になりやすいので、乗船券売り場に早めに到着することを推奨します。当日券のみの取り扱いなので要注意。
島での過ごし方・見どころ

旧要塞跡の探索
最も注目を集めるのが、明治時代に建造された旧日本軍の要塞跡。赤レンガ造りの砲台跡や弾薬庫跡など、島のあちこちに点在しています。
特に「第3砲台跡」は苔むしたトンネルや崩れかかった壁がフォトジェニックで人気。無人島の自然と歴史的建造物が融合し、まるで異世界に迷いこんだかのような感覚を味わえます。
自然を満喫!ハイキングコース
友ヶ島は自然豊かな無人島のため、島内をめぐる散策やハイキングも大きな魅力です。山道や海岸沿いを歩くルートが整備されているので、灯台のある高台や、海の絶景を望める展望ポイントを訪れることができます。
アップダウンのある道が多いので、歩きやすい靴や動きやすい服装で出かけましょう。また、夏場は虫が多いこともあるため、虫除けスプレーや日焼け止めなどのケアグッズを忘れずに。
食事・持ち物
友ヶ島には、売店や食事処がとても限られています。
日帰りならば、お弁当や飲み物を持参するのが基本。特に夏場は熱中症対策として水分補給が不可欠です。また、ゴミは必ず持ち帰る必要があるため、ビニール袋などを用意しておくと安心。
美しい自然を守るためにも、マナーを守った観光を心がけましょう。
宿泊・キャンプ
実は友ヶ島の沖ノ島にはキャンプ場が整備されています。
許可をとって利用すれば、無人島ならではの夜の静寂や星空を満喫することができます。ただし、水道や電気などのインフラが限られているため、事前の予約と十分な準備が必要です。テントや寝袋、十分な食料などをしっかり持参し、安全に楽しみましょう。
キャンプ初心者の方は、特に荷物のチェックを念入りに行うことをおすすめします。
友ヶ島観光で押さえておきたいポイント

フェリーの運航状況は常にチェック
天候が荒れるとすぐに欠航になる場合があります。特に台風シーズンや強風の日は要注意です。出発前に公式サイトやSNSで最新情報を確認しましょう。
季節によって景色や装備が変わる
春は新緑、夏は海水浴やキャンプ、秋は紅葉、冬は空気が澄んで絶景が広がるなど、季節ごとに違った魅力を楽しめます。服装や持ち物を季節に合わせて変えてください。
島内は歩きやすさ重視の装備を
要塞跡へ向かう道は、階段や狭い通路、足元の悪い場所があるため、スニーカーやトレッキングシューズがおすすめ。ヒールやサンダルは避けたほうが無難です。
ゴミは持ち帰るのが基本
無人島であるがゆえに、ゴミ箱の数も非常に少なく、自然保護の観点からゴミの持ち帰りは大原則となっています。マナーを守って美しい島を保ちましょう。
友ヶ島観光のモデルコース

友ヶ島観光のモデルコースを紹介いたします。
午前中
(9:00頃)
加太港に到着し、フェリーの乗船券を購入。混雑を避けるために早めに動くのがベスト。
(10:00頃)
友ヶ島(沖ノ島)に上陸。島のマップをゲットして、ハイキングスタート。まずは灯台方面に向かい、海の絶景を楽しむ。
お昼
(12:00頃)
売店または持参したお弁当でランチ。海風を感じながら食べるご飯は格別!
午後
(13:00頃)
島の中央部にある砲台跡や要塞エリアへ。トンネルの中を探検したり、苔むしたレンガ壁の写真を撮影したりしてミステリアスな空間を満喫。
(15:30頃)
港付近に戻り、お土産をチェックしたり、ゆったりと海辺を散歩。最後のフェリー時間に間に合うようにスケジュールを組むのが重要。
(16:00~17:00頃)
フェリーで加太港に戻り、友ヶ島の余韻を楽しみながら帰路へ。
なお、友ヶ島発のフェリーの最終便時刻は「16:30」です
この便を逃すと帰れなくなるので、十分に注意してください(以下、時刻表を再掲します。なお、当日の最終便が16:30で間違いないことも、当日念のため確認するようにしてください)


和歌山の観光地「友ヶ島」へ行ってみよう!【ラピュタのような廃墟や自然が魅力の島】

友ヶ島は和歌山県和歌山市の加太港からフェリーで約20分で訪れることができる無人島で、美しい自然と歴史的な要塞跡が特徴の観光スポットです。
アクセスは南海電鉄や車で加太港まで向かい、友ヶ島汽船を利用して島へ渡るのが一般的。フェリーは1日数便運航されていますが、天候や海の状況により運休する場合もあるため、事前に最新情報を確認しましょう。
島内では、明治時代の砲台跡や灯台、ハイキングコースを楽しむことができます。売店や自動販売機が限られているため、飲み物や軽食を持参するのがおすすめ。また、自然環境保護の観点からゴミの持ち帰りを徹底してください。
友ヶ島は日常を忘れさせるような幻想的な景観が広がり、歴史探訪や自然散策が好きな方にぴったりのスポットです。日帰りでも楽しめるため、週末のおでかけや短期旅行にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
コメント