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本州最南端のクレ崎は立入禁止?アクセスなど詳細を解説

和歌山のローカル情報

「本州最南端って、潮岬のことだと思ってたけど、本当の最南端ってどこなんだろう?」「潮岬に行ったけど、さらに奥にクレ崎っていう場所があるって聞いたけど、行けるの?」そんな疑問やモヤモヤを感じたことはありませんか?旅行先で“最果ての地”を訪れるのは特別な体験になりますが、実際にどこまで行けるのか、どうやって行くのか、安全なのか、事前に知っておきたいですよね。

この記事では、和歌山県串本町にある本州最南端の岩礁「クレ崎」について、わかりやすく解説しています。クレ崎がなぜ「本当の最南端」と呼ばれているのか、実際立ち入り禁止になっているのか等、その理由や背景まで丁寧に紹介します。また、展望デッキからの眺めで最南端を体感する方法や、近隣の観光スポット情報も網羅しているので、現地に行く前に読んでおくと安心です。

さらに、クレ崎での釣りの可否や危険性についても触れています。実際に釣りに訪れる人はいるのか、安全面ではどうなのかといった、現地でのリアルな声を口コミを交えて紹介。また、クレ崎と比較されるマキ崎との違いや、本州最南端訪問証明書の取得方法、アクセス・駐車場情報など、旅行者にとって気になる情報を一つひとつ丁寧にまとめています。

この記事を読めば、「クレ崎って結局どんな場所なの?」「観光のついでに行くべき?」という疑問がクリアになるはずです。クレ崎を中心に、潮岬エリアの魅力を余すところなく紹介していますので、本州最南端を訪れる前に、ぜひ最後まで読んで、旅の参考にしてください。

記事のポイント
  • クレ崎は和歌山県串本町の潮岬にある本州最南端の岩礁で、黒潮の影響を受けたダイナミックな景観が特徴。
  • クレ崎への立ち入りは完全に禁止されているわけではないが、危険な場所なので、展望デッキ(潮岬観光タワー)の眺めだけで満足した方が良い。
  • クレ崎周辺には潮岬灯台、望楼の芝生、橋杭岩、串本海中公園などの観光スポットがあり、訪問時にはこれらも併せて楽しめる。
  • クレ崎の近くの、潮岬灯台等へのアクセスは車が便利で、串本駅からコミュニティバスやタクシーを利用することも可能。

本州最南端のクレ崎について解説

  • クレ崎とは?本州の本当の最南端
  • クレ崎は立ち入り禁止?本当の本州最南端には行けるのか
  • クレ崎では釣りが可能な釣り場?
  • クレ崎とマキ崎の違いとは?
  • 本州最南端訪問証明書の入手方法
  • クレ崎周辺の観光スポットもチェック!
  • クレ崎の近く(潮岬灯台など)まで行くためのアクセスや駐車場
  • 本州最南端のクレ崎について総括

クレ崎とは?本州の本当の最南端

GoogleMapより引用

クレ崎は和歌山県串本町の潮岬(しおのみさき)にある岩礁で、本州最南端の地として知られています。本州最南端といえば「潮岬」と思われがちですが、実際の最南端地点は、潮岬の先端からさらに海側へと突き出た岩場であるクレ崎の「トバナ」と呼ばれる岩礁になります。

この場所は、熊野灘と太平洋が交わる地点にあり、黒潮の影響を受けるため波が荒く、ダイナミックな海の景観が広がっています。

クレ崎には徒歩で向かうことができますが、風が強く足場も悪い危険な場所であるため、訪問者は潮岬の展望台や望楼の芝生広場から遠くにその姿を眺めるのみにしたほうがいいでしょう。

クレ崎は立ち入り禁止?本当の本州最南端には行けるのか

イメージ画像(出典:pixbay)

クレ崎へは完全に立ち入り禁止というわけではないようですが、危険なので行かないほうがいい(渡るのは現実的ではない)ようです。以下、口コミからの引用です。

(6 日前)
ホントの本州最南端ですが、強風で太平洋の波しぶきが凄くて足場も悪そうなので眺めるだけにしました(笑)

https://maps.app.goo.gl/J97g8BmivhKhk9Tb9

(5 か月前)
2024.10訪問。
本州最南端の碑より、展望デッキを経てさらにその先に…。
渡るのは現実的ではないですね。
展望デッキで満足です。

https://maps.app.goo.gl/KUGhyPCjrBoNbYmz5

(1 年前)
本州最南端の碑から更に300m程南に位置する本当に本州最南端の場所。
最南端の碑から海を見て右手側に少し行くと海岸に降りていく歩道がある。
海岸から岩山を登ったり降りたりをしながら、自らルートを攻略して先端を目指す。
案内や矢印等は一切無い。
高い岩に囲まれて方向がわからなくなりそうな場所もある。
最後の難関は海面を飛び越えて向かいの岩場に飛び移ること。
ロープが張ってあるけど目印程度の意味しかない。
岩場で転倒すれば大怪我の可能性大。
かなりの高所もあるので、生死に関わる程危険な場所も多々ある。
少しでも不安を感じる人は行かない方が良い
と思う。
先端まで行ったはいいけど、戻るのも一苦労。
ルートが難解で再攻略するぐらいの気構えが必要かも。

https://maps.app.goo.gl/4G7i6jmjCrXyaH6p7

上記の通りです。
クレ崎は危険な場所なので、展望デッキ(潮岬観光タワー)の眺めだけで満足した方が良いでしょう。

なお、2022年頃には立ち入り禁止になっていたことも確認できます。

(3 年前)
景色は良いが、道が崩れているらしく、先端にはいけなくなってます。

https://maps.app.goo.gl/Xo3fRpkeFw57icsv6

ここ1年くらいの口コミを見るに、完全な立ち入り禁止ではなくなっていると思われますが、、、危険な場所なので、やはり行かずに展望デッキの眺めだけで満足しておきましょう。

クレ崎では釣りが可能な釣り場?

クレ崎は、磯釣りが楽しめる釣り場です。潮通しが良く、黒潮の影響を受けるため、イシダイやグレ(メジナ)、ブダイ、青物など多彩な魚種が狙えるポイントと言われています。

実際に、釣りに行っている人もいるようです、、、しかし、足場が悪く危険ですので、釣りには行かないようにしたほうがいい(行くとしても見通しのいい昼間に、ライフジャケットを着けて、細心の注意を払うことが必須)かと思います。
以下、口コミからの引用です。

事前に口コミで危険だとの文や写真を見たので慎重に行きました。
険しい岩場にロープや矢印や救命浮き輪までありハラハラドキドキでしたが、釣り人が戻ってくるのを見かけたのでもう少し頑張ってみました(そこそこ釣れたそうです)。

結果としては最南端には行けませんでした。
岩の割れ目にロープが渡してある場所を避けたためです(他の方の口コミでは飛んで渡ったとか)。

それでも波打ち際は大迫力でした。
帰りも道に迷うので、行きの風景を思い出しながら歩きます。

◇岩はひび割れが多く、迂闊な足運びをすると割れて転落の危険があります。
◇軍手など手袋があるといいです。膝も岩に着くため長ズボンがいいです。
◇長居する場合は潮の干満にも注意が必要かもしれません。
◇潮溜まりを覗きましたが生き物は見当たりませんでした。波が強すぎるから?それでも植物は逞しく生きていました。

https://maps.app.goo.gl/GNYB7HrjxRTGzmDn9

ロープで岩を登らないと行けないのでそこそこ危険。
帰り道、釣り人が両手に道具を抱えて登ってきたのでどうやって登ったんだろうとびっくりしました。

https://maps.app.goo.gl/QiwkKPeEm8wr6MLk7

行くのはしんどい(潮岬遊歩道から30分かかる)けれど、良く釣れます。

https://maps.app.goo.gl/Ztv5Qb4LnTipUfE56

上記のとおりで、釣りに行っている人は実際にいるようです。
しかし、繰り返しですが危険な場所なので、行かないほうがいいかと思います。
(ロープが渡してあるような、通常のではいくことができない場所もあるようですね)

クレ崎とマキ崎の違いとは?

GoogleMapより引用

クレ崎とよく比較されるのが「マキ崎」です。

  • クレ崎:本州最南端の岬として有名。
  • マキ崎:潮岬の南東側にある磯場で、釣り人には人気が高いが観光客は少なめ。

距離としては両者は直線で近い場所にありますが、アクセス路が別々に整備されており、車や徒歩でそれぞれ別のルートから向かいます。

クレ崎とマキ崎はいずれも串本町・潮岬半島の先端部に位置する岩礁の岬で、それぞれ異なる方向の突端を指します。クレ崎が潮岬の南西側~真南に突き出した岩場であるのに対し、マキ崎(蒔崎)は潮岬の南東側に位置しています。

クレ崎の先端「トバナ」が本州最南端の岩礁なのに対し、マキ崎はそれよりやや東寄りで、太平洋に直接面した岬になります。地図で見ると、潮岬灯台が建つあたりを中心に西側の磯一帯が「クレ崎」と総称され、その東側反対方向に張り出した先端が「マキ崎」と呼ばれている形です​。

本州最南端訪問証明書の入手方法

クレ崎の近くにある、潮岬観光タワーなどでは、本州最南端を訪れた記念に「本州最南端訪問証明書」を発行しています。入手方法は以下の通りです。

  • 潮岬観光タワー(300円の入場料で証明書付き)
  • 道の駅くしもと橋杭岩(100円で購入可能)
  • 串本駅前の観光案内所(100円で購入可能)

訪れた記念として、ぜひ証明書を手に入れてみましょう。
(詳細は、以下の記事をご確認ください)

クレ崎周辺の観光スポットもチェック!

クレ崎を訪れるなら、その周辺にある観光スポットも合わせて楽しむのがおすすめです

潮岬灯台

和歌山県公式観光サイトより引用

潮岬灯台は本州最南端を象徴する歴史ある灯台で、1873年に建設されました。白亜の美しい塔は、高さ約22.5mあり、展望台からは360度の絶景を望むことができます。灯台の近くには、灯台資料館が併設されており、航海の歴史や灯台の役割について学ぶこともできます。

望楼の芝生

望楼の芝生は、海を見渡せる広大な芝生広場で、ピクニックやのんびりとした時間を過ごすのに最適なスポットです。ここには「本州最南端の碑」が設置されており、訪れた記念に写真を撮る人も多く見られます。さらに、夜には満天の星空が広がり、天体観測スポットとしても人気があります。

橋杭岩

和歌山県公式観光サイトより引用

潮岬から少し離れた場所にある橋杭岩(はしぐいいわ)も見逃せません。ここは海に約850mにわたって並ぶ奇岩群で、国の名勝・天然記念物にも指定されています。

朝日や夕日が岩の間から差し込む光景は神秘的で、写真撮影にもぴったりです。潮の満ち引きによって見え方が変わるため、訪れる時間によって異なる表情を楽しむことができます。

串本海中公園

さらに、串本町には日本初の海中公園「串本海中公園」があり、ここでは美しいサンゴ礁や熱帯魚が泳ぐ海の世界を楽しむことができます。

水族館や海中展望塔があり、ダイビングをしなくても海中の生き物を間近に観察することができます。クレ崎を訪れる際には、これらの観光スポットもぜひチェックして、串本町の魅力を存分に味わってみてください。

クレ崎の近く(潮岬灯台など)まで行くためのアクセスや駐車場

クレ崎がある潮岬エリアへは、車でも公共交通機関でもアクセスすることができます。車を利用する場合、大阪方面からは紀勢自動車道を南下し、すさみ南ICで降りて国道42号線を経由して串本町へ向かいます。そこから潮岬方面へ約15分ほど走ると、クレ崎のあるエリアに到着します。大阪市内からの所要時間は約4時間です。

公共交通機関を利用する場合は、JR紀勢本線の串本駅が最寄り駅となります。串本駅からは、串本町のコミュニティバス(潮岬・出雲線)が運行しており、「潮岬灯台前」バス停で下車すると、灯台や芝生広場まで徒歩でアクセスできます。ただし、バスの本数は限られているため、事前に時刻表を確認することをおすすめします。タクシーを利用する場合、串本駅から潮岬灯台まで約15分、料金は2500円前後となります。

潮岬エリアには、観光客向けの駐車場が複数整備されています。メインとなるのは望楼の芝生広場の駐車場で、ここには普通車約50台が駐車可能です。また、潮岬灯台周辺にも駐車スペースがあり、アクセスしやすくなっています。

繰り返しですが、クレ崎まで行くのは危険なので、最南端の景色を楽しむには、灯台周辺や望楼の芝生広場がいいかと思います。潮岬は広大なエリアなので、車で移動しながら各スポットを巡ると、効率よく観光を楽しむことができます。

本州最南端のクレ崎について総括

記事のポイントをまとめます。

  • クレ崎は和歌山県串本町の潮岬にある岩礁で、本州最南端の地。
  • 実際の最南端地点は潮岬の先端からさらに海側にある「トバナ」という岩礁。
  • 黒潮の影響を受け、波が荒くダイナミックな景観が広がる。
  • クレ崎周辺は吉野熊野国立公園に指定され、自然が豊かに残るエリア。
  • クレ崎へは完全に立ち入り禁止というわけではないが、危険なので行かないほうがいい(渡るのは現実的ではない)
  • 望楼の芝生や潮岬灯台周辺から、遠くにクレ崎を眺めることは可能。
  • クレ崎は、磯釣りが楽しめる釣り場で、イシダイやグレ(メジナ)、ブダイ、青物など多彩な魚種が狙えるポイントと言われているが、足場が悪く危険なので、釣りには行かないようにしたほうがいい(行くとしても見通しのいい昼間に、ライフジャケットを着けて、細心の注意を払うことが必須)
  • 本州最南端訪問証明書は、潮岬観光タワーや道の駅くしもと橋杭岩などで入手可能。
  • 潮岬灯台は1873年建設の歴史ある灯台で、展望台からの眺望が魅力。
  • 望楼の芝生はピクニックや天体観測に最適で、「本州最南端の碑」がある。
  • 近隣の観光スポットとして、橋杭岩や串本海中公園がある。
  • 橋杭岩は850mにわたる奇岩群で、朝日や夕日の撮影スポットとして人気。
  • 串本海中公園ではサンゴ礁や熱帯魚が見られる水族館や海中展望塔がある。
  • クレ崎へのアクセスは車が便利で、串本駅からバスやタクシーでも行ける。

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