「和歌山県立図書館で本を借りたいけど、どんな本を借りればいいだろう?」
「本をよく知っている司書が選んだ本を知りたい。」
このようなニーズにお応えします。
本記事では、お子さまにぴったりの一冊を探している保護者の方や、学校の先生、読み聞かせボランティアの皆さんに向けて、和歌山県立図書館の司書が選んだ「学年・年代別おすすめ図書」をご紹介します。
小学校1年生から中学生まで、それぞれの発達段階に応じた読みごたえのある名作を10冊ずつ厳選しました。心がほっとする絵本や、想像力をかきたてる冒険物語、社会の課題に触れられる作品など、幅広いジャンルの本がそろっています。
読書を通して、子どもたちが自分の世界を広げ、感受性や思いやりを育むきっかけになることを願いつつ、早速はじめてさせていただきます。
- 和歌山県立図書館司書おすすめの本!学年・年代別に10冊づつ紹介
- 小学校1・2年生向け
- 小学校3・4年生向け
- 『アーマのうそ』 キャロル・ライリー・ブリンク/作(文溪堂)
- 『犬になった王子』 君島 久子/文(岩波書店)
- 『おてんばヨリーとひげおじさん』 アニー・M.G.シュミット/作(岩波書店)
- 『この世でいちばんすばらしい馬』 チェン ジャンホン/作・絵(徳間書店)
- 『三人のおまわりさん』 ウィリアム・ペン・デュボア/作(学研)
- 『世界のむかしばなし』 瀬田 貞二/訳(のら書店)
- 『チョコレート戦争』 大石 真/作(理論社)
- 『天才コオロギニューヨークへ』 ジョージ・セルデン/作(あすなろ書房)
- 『ヒックとドラゴン』 ヒック・ホレンダス・ハドック三世/作(小峰書店)
- 『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤 洋/作(講談社)
- 小学校5・6年生向け
- 中学生向け
- 総括:和歌山県立図書館司書おすすめの本
和歌山県立図書館司書おすすめの本!学年・年代別に10冊づつ紹介
和歌山県立図書館司書おすすめの本を紹介していきます。
「小中学生におすすめの本|和歌山県立図書館(本館)」で紹介されている本から、特におすすめの本を、学年・年代別に10冊づつ選んで紹介。
本記事で紹介した本を、ぜひとも実際に和歌山県立図書館に行って、借りてみてください。
実際に行くのが難しい場合は、更に近い図書館を利用するか、アマゾンや楽天などで購入するのもオススメです(記事内のリンクからアマゾンや楽天に飛べるので、ご活用ください)
それでは、和歌山県立図書館の司書おすすめの本をご確認ください。
小学校1・2年生向け
小学校低学年におすすめの10冊は、心があたたかくなるお話や、想像力を育てる作品がそろっています。
『いやいやえん』では、子どもたちの日常の中に潜む「いやいや」をユーモラスに描き、『しっぱいにかんぱい』では失敗を恐れない気持ちの大切さを教えてくれます。
『だいじょうぶくん』や『せかいいちうつくしいぼくの村』など、優しさや多様な世界の価値観に触れられる絵本も。小さな読者たちが本を通して、思いやりや好奇心を育むきっかけになります。
『いやいやえん』 中川 李枝子/さく(福音館書店)
『ウィリアムの子ねこ』 マージョリー・フラック/作・絵(徳間書店)
『おもいやりのこころ』 たかだ ゆき子/さく(郷土)
和歌山市出身の絵本作家「#たかだゆき子」さんの最新絵本「#おもいやりのこころ」、当店でも販売スタート。
— WAY書店岩出店 (@way_iwade) August 7, 2021
このえほんを最後まで読んでもらうと、たかださんの伝えたいメッセージが、すごくわかると思います。
ぜひ読んでくださいね!
『児童書売場』と『和歌山本コーナー』で展開中! pic.twitter.com/EtgBdlTnDl
『お月さんのシャーベット』 ペク ヒナ/作(ブロンズ新社)
『がっこうのてんこちゃん』 ほそかわ てんてん/さく(福音館書店)
『しっぱいにかんぱい』 宮川ひろ/作 小泉るみ子/絵(童心社)
『すいぞくかんのおいしゃさん』 大塚 美加/ぶん(福音館書店)
『せかいいちうつくしいぼくの村』 小林 豊/作・絵(ポプラ社)
『だいじょうぶくん』 魚住 直子/作(ポプラ社)
『ビロードのうさぎ』 マージェリィ・W.ビアンコ/原作(ブロンズ新社)
小学校3・4年生向け
物語の理解力が高まる中学年向けには、少し長めの読み物や異文化を描いた作品が多く登場します。
『ルドルフとイッパイアッテナ』のような成長物語や、『アーマのうそ』のような心の葛藤を描いた作品が子どもの心に響きます。
『世界のむかしばなし』では各国の昔話を楽しみながら、文化や価値観の違いに触れられます。想像力を膨らませながらも、自分自身や他者との関係について考える力を養える10冊です。
『アーマのうそ』 キャロル・ライリー・ブリンク/作(文溪堂)
『犬になった王子』 君島 久子/文(岩波書店)
『おてんばヨリーとひげおじさん』 アニー・M.G.シュミット/作(岩波書店)
『この世でいちばんすばらしい馬』 チェン ジャンホン/作・絵(徳間書店)
『三人のおまわりさん』 ウィリアム・ペン・デュボア/作(学研)
『世界のむかしばなし』 瀬田 貞二/訳(のら書店)
『チョコレート戦争』 大石 真/作(理論社)
『天才コオロギニューヨークへ』 ジョージ・セルデン/作(あすなろ書房)
『ヒックとドラゴン』 ヒック・ホレンダス・ハドック三世/作(小峰書店)
『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤 洋/作(講談社)
小学校5・6年生向け
高学年になると、より深いテーマに触れる本が読めるようになります。『精霊の守り人』や『はてしない物語』など、壮大な世界観のファンタジーは、物語への没入感を高めてくれます。
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』や『起業家フェリックスは12歳』では、現実社会の問題や夢に向かう姿勢について考えるきっかけに。
心を揺さぶる物語とともに、自分の未来や価値観を築いていく大切な時期にぴったりのセレクションです。
『赤毛のアン』L.M.モンゴメリ/作(求竜堂)
『起業家フェリックスは12歳』アンドリュー・ノリス/著(あすなろ書房)
『虔十公園林』児玉 房子/[画](草の根出版会)
『精霊の守り人』上橋 菜穂子/作(偕成社)
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』[ムヒカ/述](汐文社)
『宝島』R.L.スティーブンソン/作 坂井 晴彦/訳(福音館書店)
『ドリトル先生航海記』ヒュー・ロフティング/作(岩波書店)
『はてしない物語 (上・下)』ミヒャエル・エンデ/作 上田 真而子/訳 佐藤 真理子/訳(岩波書店)
『みどりのゆび』モーリス・ドリュオン/作(岩波書店)
『ワンダー』R.J.パラシオ/作(ほるぷ出版)
中学生向け
中学生には、人間関係や将来、自分自身のあり方に向き合える10冊を選んでいます。
『風が強く吹いている』では仲間との絆や夢への挑戦を描き、『博士の愛した数式』は心温まる数学の世界と人とのつながりが印象的。
『14歳の君へ』や『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では、生きることの意味や社会の多様性を深く考えさせられます。感性豊かなこの時期にこそ出会いたい、心に残る本ばかりです。
『穴(ホールズ)』 ルイス・サッカー/作(講談社)
『いちご同盟』 三田 誠広/著(集英社)
『風が強く吹いている』 三浦 しをん/著(新潮社)
『きよしこ』 重松 清/著(新潮社)
『ゲド戦記』 アーシュラ・K.ル=グウィン/作(岩波書店)
『鹿の王(上・下)』 上橋 菜穂子/著(KADOKAWA)
『14歳の君へ』 池田 晶子/著(毎日新聞社)
『西の魔女が死んだ』 梨木 香歩/著(新潮社)
『博士の愛した数式』 小川 洋子/著(新潮社)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ/著(新潮社)
総括:和歌山県立図書館司書おすすめの本
最後に、この記事で紹介した本をもう一度残しておきます。
(これらの本は、和歌山県立図書館の司書がオススメした本の中から、学年・年代別に10冊づつ厳選したものになりますので、ぜひ読んでみてください)
小学校1・2年生向け
『いやいやえん』 中川 李枝子/さく(福音館書店)
『ウィリアムの子ねこ』 マージョリー・フラック/作・絵(徳間書店)
『おもいやりのこころ』 たかだ ゆき子/さく(郷土)
『お月さんのシャーベット』 ペク ヒナ/作(ブロンズ新社)
『がっこうのてんこちゃん』 ほそかわ てんてん/さく(福音館書店)
『しっぱいにかんぱい』 宮川ひろ/作 小泉るみ子/絵(童心社)
『すいぞくかんのおいしゃさん』 大塚 美加/ぶん(福音館書店)
『せかいいちうつくしいぼくの村』 小林 豊/作・絵(ポプラ社)
『だいじょうぶくん』 魚住 直子/作(ポプラ社)
『ビロードのうさぎ』 マージェリィ・W.ビアンコ/原作(ブロンズ新社)
小学校3・4年生向け
『アーマのうそ』 キャロル・ライリー・ブリンク/作(文溪堂)
『犬になった王子』 君島 久子/文(岩波書店)
『おてんばヨリーとひげおじさん』 アニー・M.G.シュミット/作(岩波書店)
『この世でいちばんすばらしい馬』 チェン ジャンホン/作・絵(徳間書店)
『三人のおまわりさん』 ウィリアム・ペン・デュボア/作(学研)
『世界のむかしばなし』 瀬田 貞二/訳(のら書店)
『チョコレート戦争』 大石 真/作(理論社)
『天才コオロギニューヨークへ』 ジョージ・セルデン/作(あすなろ書房)
『ヒックとドラゴン』 ヒック・ホレンダス・ハドック三世/作(小峰書店)
『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤 洋/作(講談社)
小学校5・6年生向け
『赤毛のアン』L.M.モンゴメリ/作(求竜堂)
『起業家フェリックスは12歳』アンドリュー・ノリス/著(あすなろ書房)
『虔十公園林』児玉 房子/[画](草の根出版会)
『精霊の守り人』上橋 菜穂子/作(偕成社)
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』[ムヒカ/述](汐文社)
『宝島』R.L.スティーブンソン/作 坂井 晴彦/訳(福音館書店)
『ドリトル先生航海記』ヒュー・ロフティング/作(岩波書店)『はてしない物語 (上・下)』ミヒャエル・エンデ/作 上田 真而子/訳 佐藤 真理子/訳(岩波書店)
『みどりのゆび』モーリス・ドリュオン/作(岩波書店)
『ワンダー』R.J.パラシオ/作(ほるぷ出版)
中学生向け
『穴(ホールズ)』 ルイス・サッカー/作(講談社)
『いちご同盟』 三田 誠広/著(集英社)
『風が強く吹いている』 三浦 しをん/著(新潮社)
『きよしこ』 重松 清/著(新潮社)
『ゲド戦記』 アーシュラ・K.ル=グウィン/作(岩波書店)
『鹿の王(上・下)』 上橋 菜穂子/著(KADOKAWA)
『14歳の君へ』 池田 晶子/著(毎日新聞社)
『西の魔女が死んだ』 梨木 香歩/著(新潮社)
『博士の愛した数式』 小川 洋子/著(新潮社)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ/著(新潮社)
今回紹介した本は、どれも心に残る名作ばかり。物語を読む楽しさはもちろん、登場人物との出会いを通じて、思いやりや想像力、未来への希望を育ててくれます。
読書は、子どもたちが自分の内面を育み、広い世界とつながるための大切な扉です。ぜひ、年齢に合った1冊を手に取って、親子や先生と一緒に読書の時間を楽しんでみてください。
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