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Internet Explorerモード(IEモード)使用時のみ動作するCSSの記述方法を解説

その他

(和歌山とは関係ないですが備忘録として残しておきます)

こんにちは、和歌山リーマンです。
Internet Explorerは2022年にサポートが終了しましたが、一部の企業や組織では、レガシーなWebアプリケーションや社内システムの互換性のため、Microsoft Edgeの「Internet Explorer モード」(IEモード)が利用されています。

この記事では、IEモードを使用している場合に動作するCSSの記述方法について解説してきますので、よろしければ最後までご覧いただければ幸いです。

IEモード(Internet Explorerモード)使用時のみ動作するCSSの記述方法を解説

結論:使用するコード

結論としては、以下のコードを使用します。

@media all and (-ms-high-contrast: none), (-ms-high-contrast: active) {
body {
background-color: blue; /* IEモード用のスタイル */
}
}

上記コードです。

コードをコピーして、(適用したいスタイルを必要に応じて編集した上で)対象のサイトのCSSに追加して、「IEモード」で開くと、背景が「青」になります。

実際の画面はこちらです。(変更前:白い背景)

(変更前:白い背景)

上記の状態で、右上のIEモードボタン(右上メニューの右から5番目にあるIEマークのボタン)を押すと、IEモードに切り替わります。
背景を見ると、CSSで指定した通り「青」になっていることが分かりますね。(変更後:青い背景)

(変更後:青い背景)

このコードを基に修正したら、やりたいことはできるはず。

なお、調べた際には「条件付きコメント使用」や、「JavaScriptでIEモードを判定」といった方法も出てきましたが、条件付きコメント使用では背景が変わらず、JavaScriptは使いたいと思えなかったため、本記事ではこの方法のみ紹介しています。(「この記事の方法では満足できない」というような事情がある場合は、他の方法を調べていただけますと幸いに存じます)

以上が、Internet Explorerモード(IEモード)でのみ動作するCSSの記述方法となります。
(ここから先は、参考情報です)

IEモードとは

IEモードとは、Microsoft Edge上でIE11のレンダリングエンジンを使用してWebサイトを表示する機能です。このモードは、主に以下の用途に使用されます。

• レガシーなWebアプリケーションのサポート
• ActiveXコントロールを使用した機能の維持
• 古いWebページにアクセスする際の確認

IEモードでのみ動作するCSSの必要性

IEモードでは、通常のCSSがそのまま適用される場合もありますが、以下のような場合に、特定のスタイルをIEモード専用にする必要がある場合があります。

• 新しいブラウザでは効いているCSSを、IEモードにも適用させる
• IE特有のバグ回避のためのスタイル調整

注意点

メンテナンスの手間がかかる

IEモード専用のスタイルを記述すると、長期的なメンテナンスが必要になります。可能であれば、IE依存の機能を廃止する方向で検討してください。

Microsoftのサポート期限を意識する

Microsoft EdgeのIEモードは、2029年(12月末)までサポートされる予定です。
(サポート期限は早まる可能性もあるため、Microsoftの案内には注意しましょう)

Internet Explorerモード(IEモード)使用時のみ動作するCSSを活用しよう

IEモードでのみ動作するCSSを適切に記述することで、レガシー環境への対応が可能になります。

ただし、IEモードは一時的な互換性のためのツールであり、将来的には新しい技術(モダンブラウザ)への移行を目指すことが推奨されます。

また、IEモード専用スタイルの管理方法や注意点を踏まえて、長期的な戦略を立てることも大切です。(本記事の内容が、IEモードでのCSS対応に役立てば幸いです)

今回は以上となります。
本記事をご覧いただきありがとうございました。

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